第一回 柿の種、栄光への道
新しく始まりました企画、その名も・・・。
「なぜなに山高帽子」。
え?元ネタですか?機動戦艦ナデシコでしたっけ?なぜなに?
とにかく、この企画は私、山高帽子が皆さんから何かに対して質問をお受けし、それに答えるという趣旨の企画です。
もちろん私は神様じゃありません。
なので、すぐ判るとは限りません、色んな所から情報を引っ張り出してきて、それを取り混ぜて噛み砕いてからお答えさせていただきます。
質問の応募はコメント欄からお願いします。
下ネタ全般、宗教ネタの一部、数学の問題、あと私の倫理観に反するものはNGです、自分で調べましょうね。
因みに私が得意なネタは東西の妖怪・ファンタジー・アニメ・農業・亀・熱帯魚・酒です。
これらの関係だとわりかし早くお答えできると思います。
では、第一回目は先日某チャットルームで自慢げに披露した『柿の種、栄光への道』です。
柿の種が初めてこの世に現れたのは大正12年の新潟県長岡市でのこと。
生みの親である今井興三郎氏は大阪で修業を積んだ職人であったため、店には「大阪屋」と付けるつもりだったようだ。
が。
生憎すでに大阪屋は存在しており、やむなく「浪速屋製菓」を名乗るようになった。
当初、煎餅を焼くために使う金型は小判型であり、今井はそれを使って煎餅を焼くはずだった。
が。
それを今井夫人がそれをうっかり踏んでしまう、開業早々縁起が悪いことである。
今井は何とかそれを直そうとしたがこれがどうにも直らない。
「なにしてるんだ!ばかっ!お前のせいだぞ!」
「煩いわね!あんたがそんなとこに置いとくのが悪いんでしょ!」
そんな会話があったかどうかは判らないが、とにかく金型は歪んでしまった。
まあ、買いなおす程の事もないと思ったのか、夫人に押し切られたのかは判らないが今井氏はそれを使用して歪んだ小判型の煎餅を売り出した。
これが現在の柿の種の元である。
因みにこの頃はまだ現在の大きさではなく、親指大ほどの大きさがあった。
さて、柿の種のネーミングのルーツだがこれはお得意様の一言が元だといわれている。
「これは、小判には見えないよ、あれに似てる、柿の種、商品名変えれば?」
今井氏は商品名を変えた。
銘菓・柿の種誕生の割とあっさりした瞬間であった。
さて、ここで皆さんに考えていただきたい。
柿の種と何気なく呼んでいるあのお煎餅。
実にさまざまな会社で作られていると思われないだろうか。
ざっと思い出しただけでも四つくらいのタイプが思い浮かぶことと思う。
これは他でもない今井氏が製法を全国に公開したことから生まれた現象であり、おかげで。
「柿の種は新潟の名産なんだよ」と言っても。
「どこでも売ってるよ」
と言われるくらい全国的に有名なお菓子となった。
さて、この製法を公開した理由だが・・・一つの逸話がある。
事実かどうかは不明だが、裏話として是非知っておいていただきたい。
今井氏はもちろん始め製法の公開なんて考えなかった。
柿の種はネーミングが良かったのか、はたまた形が良かったのか人気商品となっていた、今井氏は製法を隠し、自宅でこっそり作っていた。
何をけちな、と言われるかもしれないが、当然である、ラーメン屋だってスープの成分は内緒にするものだ。
しかし、秘密に作っていたのに柿の種の製法はあっけなくばれてしまい、類似品が出回るようになった。
「なんでだああああああああああっ!!」
と、叫んだかは定かでないが悔しい今井氏は原因を調べた。
必死の調査をするまでもなく犯人は明らかとなった。
犯人は・・・・。
雪であった。
説明しよう、なぜ雪が犯人か。
家の周りには塀が、或いは垣根がある、今井氏の家にもさぞかし高い塀があったことだろう。
普通に覗こうと思っても自宅の中での作業は見えないわけだ。
さて、皆さんご存知のように新潟は世界でも屈指の豪雪地帯である。
冬ともなれば道は雪に埋まりその雪の上を雪を踏んづけて人々は往来を歩くことのなる。
自然、人々の目線は雪を踏み台として高くなっていく。
今井氏はさぞかし油断していたのだろう、まさか塀の外からは覗かれねえだろう、と。
そして、綺麗な空気を吸いながら仕事がしたかったのかもしれないが、縁側辺りで作業をしていたのかもしれない。
さぞかし通行人は或いはライバル会社はそれを興味深く観察したことだろう。
「雪めええっ!!覚えとけよおおおおおっ!!」
と、真相を知った今井氏は叫んだかもしれない。
かくして腹をくくった今井氏は製法を全国に公開した。
心境としてはやけくそ、といったところだろう。
因みに、情報源が情報源だけにこの情報は割りと信頼できるかもしれない。
さて、最後に今井氏の雪に対する憎悪の深さを示すと思われる事実を紹介しておこう。
雪国でよく見かけるのではないだろうか↓
名前を消雪パイプと言う、地下水を利用して雪を溶かして流すというもので、新潟の道路には標準装備されている。
これの発明者が今井興三郎、その人である。
よほど腹が立ったのかもしれない。
さて、この元祖柿の種の製作者である今井興三郎氏創立・浪速屋製菓は現在でも絶好調で柿の種を作っている。
新潟に来た折は、この裏話を添えてお土産として是非お買い求めいただきたい。
と言うことで、いかがでしたでしょうか、柿の種・栄光への道。
『なぜなに山高帽子』では皆さんからの質問をお待ちしております。
ご応募はコメント欄から、年齢制限はありません。
というか、質問がないとこの企画いきなり終わるので。
よろしく質問お願いします。
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コメント
それでは、カキの種についての関連質問。
どうして、トウガラシエキスを使って、あんなに辛い味付けにしたのか?
どうして、ピーナッツを入れるのか?
投稿: 山科衣葉 | 2006年12月 4日 (月) 09時47分
山科衣葉さん
>
承りました、調べておきます。
ピーナッツが入った経緯については実はすでに調査済みです。
あの辛味の由来、実は私も記事を書いていたとき気になっていました、別にただのしょうゆ味でもいいんですもんね。
私の灰色の脳細胞が囁く所によると今井氏が修行した大阪の煎餅屋に答えがあるような気がします・・・。
投稿: 山高帽子 | 2006年12月 4日 (月) 13時17分
ごめんなさい
実妹の権利を使って失礼な事言います
貴様、
ア フ ィ リ エ イ ト か ?
しっつれーしましたー
投稿: 十朱 | 2006年12月 4日 (月) 18時01分
十朱さん
>
まだ人生経験の浅い君に教えてあげましょう。
最後に載っているURLは確かに商売っ気が見えなくもないですが、記事の内容をご覧下さい。
いっちゃなんですが、今井氏の失敗談です、これを柿の種の関係者が見たらどうでしょうか、怒るかもしれないと思いませんか?
これを業界用語でフォローといいます。
これが大人の世渡りという奴です。
許してあげるので反省文を50枚、「偉大なお兄様」という題で送ってくるように、その際現金書留も送ってくれるとよりベターです。
投稿: 山高帽子 | 2006年12月 5日 (火) 20時49分